
どうしてもやりたいことではないと、話を聞くというのが難しいことってあります。
教本というのは、やはりよく出来ていて、そのステップをふむと、音楽が総合的にわかって、音符が読めたり、学校の音楽のテストに対応できるような力。長く音楽が楽しめるような力がつくようにできています。
ですが、テキストを順番に進めるというのは、退屈に感じてしまう子もいて、音符は読めないけれど、どうしても鬼滅の刃が弾きたいということで、
←こんなの(YouTube)を使ったら、左手だけは弾ける。
ということなので、こちらを使ってレッスンをすることにしました。
これで弾き切れればいいのですが、問題点は
①スピードがついていけない(もちろん、YouTubeの速度は落としてみましたが、それも難しい)
②いつも最初からしかわからない(光っている部分が流れてしまうので、できないところがどこから弾けばいいのかわからない)
ということで、レッスンでは、
①の問題は、「自分が弾いた手を部分部分で録画して、それを真似させる」というのでクリアーし
②の問題は、曲の構成を紙に書き出し↓(要するに イントロ A1 A2 B1 B2 イントロ2 サビ 1 サビ2。生徒は幼児なので、伝わりやすいよう、本人が望む動物で構成分析の紙を作成しました。)

キツネから今週はひいてこれるようにする、、など。
更に、難しいところは簡単にして、弾けるようになりました。
普段は20秒の教本の曲を弾くので精一杯というのに、なんと、2分くらいかかる曲を弾き切って、子供のやりたい気持ちというのは、すごいな。と、思った一件でした。
やりたいことをやらせると、普段は興味のない教本も、できるようで、同時にレッスンの最初にチョロっとやっています。なぜなら、楽譜を読んで弾けるように伸ばしてあげたいからです。なんだかんだ言って、楽譜というのは、よくできていると思った一件でもありました。
↓一部はこんな感じです。
お母さまのコメントはこちら
『私も最初は本当にできるか不安でしたが、なんとか出来るようになったのので、わたしも息子の可能性にビックリしました。
練習も進んでやらないし、やってもほんのわずかですし、私となんどもケンカもしました。
ですが、彼の中で
この曲を弾けたのは大きな自信になったと思います。
ふみお先生のおかげです。
好きな曲をチョイスして頂いて本当ありがとうございました。』
とのことで、お母さまとも話し合って、本人の気持ちを大切にしながら、基礎を築くというのを今後の目標にすることになりました。
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