私の子供なのですが、バイリンガルです。(写真は、子供がフランスで読んでいた漫画。)
『外国に住んでいると、(勝手に)バイリンガルになる』
と、思われる方は多いと思うのですが、そんな簡単な道のりではありませんでした。
小学校1年生の時に、先生から
「あなたの子供、すっごい話かけてくるけれど、何言ってるかわからないから、orthophoniste (補習するための家庭教師的な医者)に行きなさい!」(先生、言い方w!フランス人は学校の先生でもダイレクトな言い方する人も多い。)
と言われ、週2回で通う羽目に。
最初は、面倒だなあ〜(怠け者な私)だと思ったのですが、人間的に魅力的な方で、私の方も通うのが楽しみに。
というのも、その先生のカウンセリングに私も一緒に参加させて下さったのです。そして思ったのは
「(ピアノなどの音楽の)レッスンと似てる!!」
経験豊富で素晴らしい先生で、私のフランス語のレッスン?までついでにしてくださって、音を分析し、また、舌の使い方(要するに発音テクニック)を教えてくれたりしました。(↓こんな感じでマイクで話した発音を分析したりします)
フランス語には、日本語にはない音が結構あって、どうしてもそれが聞き取りにくい(例えば、日本語で言う『ウ』が3種類もある)んです。
いつまで経ってもあってるのかどうか『?』な私に対し、2、3年通ううちに、子供は、いつの間にか発音は身についていました。大人になって身につけようとすると、かなり意識しないと難しいし、テクニック的にも使ったことのない舌の動きなので、舌をその形にするだけで目一杯というか、やはり『耳』が成長する時期に身につける利点はあると思いました。
耳が成長するときにしか、身につかないこと(音感を育てる)を大事にしてあげたいと、思っています。